迎え火の時間

お盆の迎え火送り火の風習も、マンションなど集合住宅の多い都市部では消えて行く運命なのでしょうか。

お盆の迎え火送り火も、地域によって大分異なります。焙烙(ほうろく・素焼きの皿状)の上で少量のおがらを焚く一般的なものから、篝火(かがりび)のように焚く迎え火まで色々です。


◆お盆の迎え火送り火を焚く時間は何時ごろなのでしょうか?
迎え火を焚くのは迎え盆の7月13日(8月13日のところもある)です。

焚く時間については、それぞれの地域に習慣もあり、特に何時との決まりはありませんが、東北のある古い街並みを残す街では申し合わせにより同時刻に迎え火を焚き、それが幽玄で幻想的だと評判です。

一年振りに我が家に帰宅される仏様を家族がそろってお迎えするわけですから、暗くならないうち、夕闇の迫り来る前と云うことで夕方が多い様ですね。

お盆には盆棚(精霊棚)をもうけますが、盆棚を用意する場所がない場合は仏壇にお飾りします。

盆棚には香炉や燭台を置き御位牌を祀ります。キュウリの馬やナスの牛を飾り、水の子(鉢)に水をはり夏野菜や旬の果物を供えます。

7月13日に迎え火をたいて御先祖さまの霊を迎え、7月16日(または15日)に送り火をたいて祖霊を送り出します。

地方によっては8月13日〜8月16日にお盆をするところも多くあります。

お盆の迎え火送り火の習慣を何とか都市部でも残していきたいですね。                                                                     

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