盆棚と迎え火

お盆の迎え火送り火、盆棚(精霊棚)盆提灯など馴染みが薄く、お盆について判らないことも少なくありません。

◆お盆について
そもそも、「お盆」とは略語で正確には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と云われ、サンスクリット語のウラバンナを漢字に音写したものと云われています。

これとは別に、お供え物を盛った器の「お盆」から来ていると云う説も最近では有力です。

元来は沢山の食物をお供えして、冥土(めいど)の祖先の苦しみを救おうとする仏事と日本古来からの祖霊の信仰とが混淆して現在のお盆と云う形式がうまれており、お盆は仏教だけのものではありません。

迎え盆の日は、それぞれの家々が故人を偲んで迎え火を焚きご先祖を迎え慰霊すると云う、日本のゆかしい習慣です。



◆盆棚(精霊棚)
祖霊を迎える盆棚(精霊棚)は、昔は天井から縄で板を吊るして作ったり、小竹などを4本柱に吊るして作られました。

最近では仏壇の前の小机に、季節の仏花や旬の果物、お菓子など故人の好物をお供えする例が多いようです。

祖霊が使う乗り物として、キュウリで作られた馬や、牛の形をしたナスが供えられます。
 
迎え盆である十三日の夕暮れには、ご先祖様が道に迷わないようにお墓や門口で迎え火を焚き、道を明るくしてお迎えします。

また、「盆提灯」や「灯籠」などもご先祖様が我が家に帰るための道標とされており、お盆の期間中はそのまま仏前に飾っておきます。

盆棚(精霊棚)や、お供えものは供養のために、送り盆と共に河川や海などに流されましたが、昨今は環境保全のため禁止されているのは淋しい限りです。                           

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